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7/3 1年器楽_「きらきらぼし」を素敵に演出〜いろんな☆を見つけたよ〜

更新日:2021年8月29日

1 フレーズを感じながら、きれいな声で歌おう


「きれいな星空を見渡すように、なめらかに歌いましょう!」

 授業の導入は、教科書の挿絵等をたよりに、夜空に瞬く美しい星々の様子を思いうかべ、フレーズ感を大切にしながら、きれいな声で歌うようにしましょう。後に鍵盤ハーモニカ等の旋律楽器の演奏に移りますが、最初はどうしても音が1拍ごとに切れがちになります。「あれあれ?さっき歌ったのと、何か違うね?」と話し、タンギングや息の入れ方に気をつけながら、楽器でも一つ一つの音を丁寧につなげて演奏できるようにします。


2 今度は器楽で!きらきらぼしの「変奏曲」を楽しもう


 以前御紹介した「かたつむり」の実践では、個性豊かなかたつむりの親子の紹介を通し、速さやリズム、長・短調を変化させながら歌い方を工夫しました。今回はこの実践の器楽バージョンに挑戦です。

(鍵盤ハーモニカ等で「きらきらぼし」の旋律をある程度演奏できるようになったら)

T「きらきらぼし、上手に演奏できましたね。でも、夜空にはお星さまがいーっぱい光っているでしょ。だからね、いろんなお顔をしたほしがあるんだよ。」

 (黄色いチョークで黒板に大きく4つ星を描く。※下イメージ参照)

T「みんながえんそうしたのはきらきらぼし。こんなお顔…」

 (一番左の星に普通の表情の顔を書き入れる。下に「きらきらぼし」と書く)

S「かわいいね!」「かっこいい!」

 (次の星に、幸せそうに微笑んだ顔を書き入れ、下に名前を書く)…以下同様に。

T「この星は、とってもいいことがあったみたい。その名も『うきうきぼし』」

 …3拍子の「ワルツ」の伴奏にのって、教師が旋律を演奏する。

S「とってもうれしそう!」「何だか、おどっているみたい!」(→譜例1を練習する)

T「この星は、となりの星とケンカでもしたのかな、泣いているみたい。名前は『めそめそぼし』」

 …ハ短調の伴奏を流しながら、教師は暗い顔をして、泣きそうな顔で旋律を演奏する。

S「かわいそう!」「何だか、暗いなぁ…」(→譜例2を練習する。ミ♭、ラ♭の黒鍵に注意)

T(体を揺らしながら)「最後のこの星は、イェイ!のってるみたいだぜ、イェイ!その名も…のりのりぼし!!」

 …教師は伴奏にのって身体を揺らしながら、譜例3の旋律を演奏する。

S「とっても楽しそう!」「何だかワクワクするね!」(→譜例3を練習する)


3 発表会で変奏曲を楽しく演奏「いろんな☆を見つけたよ」


 いろんな表情のお星さまの歌が演奏できるようになったら、つなげて音楽会などで発表できるといいですね。でも、ここは一工夫。ICT機器等を活用し、セリフや映像の演出を加えてみましょう。練習にあまり時間をかけずに、楽しい発表にすることができますよ。

<準備する機器:パソコン、プロジェクター(大型テレビ)、スクリーン>

<準備する楽器:鉄琴、ウインドチャイム、すず、ドラム(大太鼓と小太鼓でも可)>


【キングレコード教材音源集CD「まなびの森」にアレンジ版音源が収録】

本授業で小梨が編曲した、きらきらぼし〜いろんな☆を見つけたよ〜がプロのアレンジャーによって本格的なオーケストラ伴奏の曲に生まれ変わり、キングレコード株式会社の小学校音楽教材音源集『音楽まなびの森』に収録されています。もちろん「カラオケ版」も付いています。宜しければぜひご活用ください。


【CD音源を活用したきらきらぼし動画がYoutubeで視聴できます】

上記CD「音楽まなびの森」に収録されている音源を利用した「きらきらぼし〜いろんな☆を見つけたよ〜」のアニメーションがYoutubeで公開されています。ご参照ください。




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