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音楽科のICT機器活用

ICT機器を活用する意義・目的

​☆新学習指導要領(小)のICT活用に関する記述

出典:文部科学省ホームページ (http://www.mext.go.jp/

①【総則】

第2 教育課程の編成

2 教科等横断的な視点に立った資質・能力の育成

⑴各学校においては、児童の発達の段階を考慮し、言語能力、情報活用能力(情報モラルを含む。)、問題発見・解決能力等の学習の基盤となる資質・能力を育成していくことができるよう、各教科等の特質を生かし、教科等横断的な視点から教育課程の編成を図るものとする。

 

第3 教育課程の実施と学習評価

1 主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善

⑶第2の2の⑴に示す情報活用能力の育成を図るため、各学校において、コンピュータや情報通信ネットワークなどの情報手段を活用するために必要な環境を整え、これらを適切に活用した学習活動の充実を図ること。また、各種の統計資料や新聞、視聴覚教材や教育機器などの教材・教具の適切な活用を図ること。 あわせて、各教科等の特質に応じて、次の学習活動を計画的に実施すること。

ア 児童がコンピュータで文字を入力するなどの学習の基盤として必要となる情報手段の基本的な操作を習得するための学習活動

イ 児童がプログラミングを体験しながら、コンピュータに意図した処理を行わせるために必要な論理的思考力を身につけるための学習活動。

②【音楽】

第3 指導計画の作成と内容の取扱い

2 第2の内容の取扱いについては、次の事項に配慮するものとする。

⑴各学年の「A表現」及び「B鑑賞」の指導に当たっては、次のとおり取り扱うこと。

ウ 児童が様々な感覚を働かせて音楽への理解を深めたり、主体的に学習に取り組んだりすることができるようにするため、コンピュータや教育機器を効果的に活用できるようにすること。

 

(解説 音楽編 より)

この事項は,各学年の「A表現」及び「B鑑賞」の指導に当たって,コンピュータや教育機器を効果的に活用できるよう指導を工夫することについて示したものである。

 

「様々な感覚を働かせて」とは,聴覚だけでなく,視覚や体の動きなど様々な感覚を働かせるようにすることである。例えば,実物投影機を用いて鍵盤ハーモニカ などの運指を提示して教師の範奏を視聴させたり,オーケストラの演奏をデジタルコンテンツなどで視聴させ,演奏や指揮者の様子を見ながら指揮をさせるなど,音楽の特徴を聴き深める手立てを工夫したりすることが考えられる。

また,必要に応じて,児童が自らコンピュータのソフトウェアや教育機器を活用できるようにすることも考えられる。例えば,児童が,友達と協力しながら創作用ソフト等を活用することで,音の長さや高さの組合せ,フレーズのつなぎ方 や重ね方などを,視覚と聴覚で確認しながら試行錯誤し,無理なくリズムや旋律 をつくることができるようにすることや,自分たちの演奏を,ICレコーダーなどを活用して録音し記録することで,その演奏のよさや課題に気付くようにする ことなどが考えられる。

指導に当たっては,コンピュータなどの操作そのものが目的化しないように留意するとともに,学習内容の理解や主体的な学びにつながるよう,どのような学習場面において,どのように用いるのかなど,効果的な活用方法を工夫することが必要である。

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