音楽室にタブレットを導入する④〜使う準備(設備編2)〜

Updated: Mar 9


音楽室に専用のタブレットがやってきました。前回のタブレットを安全、快適に児童が使うための周辺設備の工夫に続き、今回は「音をグループごとに聴き分けるための工夫」についてお話しします。

グループごとの鑑賞活動を劇的に変えたもの

今まで、鑑賞活動というと、音楽室のステレオアンプを使い、クラス全員が同じ音楽を同時に聴く、「一斉授業」の形式が中心でした。カセットやCDデッキを使って、鑑賞のグループ活動をする授業もできないことはないのですが、機材の扱いが面倒だったり、教室内で音が混ざり合って聴き取りにくかったりと、難が多いものでした。それが、タブレットとヘッドフォン、そして「あるもの」を使うことによって、とてもシンプル、かつ効果的に鑑賞のグループ活動を行うことができるようになったのです。

その「あるもの」というのが、これです↓

この何とも可愛らしい、珊瑚のようなものは、「イヤフォンスプリッター」というものです。この穴の一つを、タブレットやCDプレーヤーの音声出力につなげます。そして、残りの穴に、グループのメンバーが使うヘッドフォンをそれぞれつなげます。すると、タブレットやCDプレーヤーからの音が、同時に各々のヘッドフォンに流れるという訳です↓

この「イヤフォンスプリッター」を使うことによって、グループ全員が同じ音楽を聴きながら、話し合いを進めることができます。しかも、音が外に漏れないので、他の班に音が大きくて迷惑をかけることがありません。これは、音楽の授業での鑑賞活動のあり方を変える、革命的なアイテムと言えるでしょう。

 唯一の欠点は、音が漏れないためグループが聴いている音を教師が把握しづらい、ということですが、それは、教師が机間巡視する際に、ヘッドフォンを持参して、イヤフォンスプリッターの空いている端子にそのヘッドフォンを差し込んで、音を聴取すればいいのです。

 このグループ分のイヤフォンスプリッターと、児童分のヘッドフォンを用意することによって、グループごとの鑑賞活動や、音を聴取しながら行う音楽づくりの活動がスムーズに行えるようになりました。

因みにこのイヤフォンスプリッターですが、Amazonで¥500もしません。他にも、いくつかの音源をミキシングして、一つのスピーカーやヘッドフォンに出力するなど、いろいろな使い方ができます。これを考えた人、本当にすごいです…。

100円クオリティーもバカにできない

次に、子供達が使うヘッドフォンですが、本当はある程度値段がするものの方が音や品質はいいのですが、40個も用意しなければならないので、「とりあえず」100円ショップのものを選んでみました。選ぶに当たっては、

①体の一部が触れるものなので、児童が気持ちよく扱えるように、インイヤータイプのものは避け、オーバーヘッドタイプのものにする。

②コードにそこそこの長さがある。

③見た目が100円ぽくない(!)

…という非常に難易度の高い選定基準を設定。そして、数ある100円ショップのヘッドフォンから私が選んだのはこれです↓

これは、「キャン・ドゥ」という100円ショップで売っているヘッドフォンです。100円ショップ巡りをして10個近くヘッドフォンの使い比べ、聴き比べをしましたが、おそらくこれがベストです。

 ヘッドフォンとイヤフォンスプリッターは、グループごとに専用の箱に入れて、使用する時だけ配ります。(ちなみに、この箱も100円ショップ。いやぁ、すごいです、100均クオリティ!)

いかがでしたでしょうか。とりあえずこれで、音楽室で子供達が、安全かつ快適にタブレットを使用する環境が整いました!!

#タブレット #領域共通 #学年共通

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