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音楽の授業に何をもたらすか「iPadPro 12.9インチ」

更新日:2020年4月30日


最大サイズのiPad購入!

 年末にとうとうiPadProを購入してしまいました。(人柱ここに極まれり…)タブレットの学校現場での積極的な活用が進んでいる昨今、私も今までiPadを普通のサイズ、そしてminiと使ってきたのですが、音楽の授業での最大の使用用途である「楽譜」の表示には今ひとつサイズが足りず、授業中に用いる使い方がありませんでした。(いろいろ試してはみたものの、最終的にノートパソコンの方が手っ取り早い、という結論に達していたのです。また、児童の使用に関しては、行政がまだ二の足を踏んでいて導入が進んでいない状態です。)

 しかし、このiPadProのサイズはA4よりも大きなサイズ。吹奏楽のフルスコアを表示させても、見開き2ページを表示してピアノの譜面台の上に置いても十分視認性に耐えうるものになりました。このデバイスが、どう授業に活用できるか、これから様々な切り口からじっくり考えてみたいと思います。まずは、本体のレビューから。

で、でかい。そして薄い…。

 初めてiPadProを見た時の印象は、「で、でかい…」というものでした。しかし、その薄さはiPhone6とほぼ変わらないもので、「これは折れたりしないのだろうか…」と本気で思うほどでした。重さは約750グラムで、今までのIPadに比べればズシッときますが、持っていて耐えられない重さではありませんでした。

↓本体と付属物。相変わらずシンプル。Lightningケーブルは長いものでした。

私は楽譜を広く見せるために白を選びました。容量は128GB。持っている音楽のライブラリやデータを入れることを考えるとこれくらい必要になります。また、学校内、特に音楽室内での使用が通常なので、Wi-Fiモデルを選びました。また、学校での使用が中心ということで、落下等の事故の場合に備えて、AppleCare+(Appleの純正拡大保証みたいなもの)に加入。これで2年間はとりあえず安心です。

しかし、さすがに素のままで使う勇気がないのでカバーを購入。こちらは取りあえずAmazonで一番安くて評価がいいものを選びました。これが結構良くて、純正品と違いが感じられません。

↓ApplePencil用にフォルダーをつけてみました。リンゴマークはファンの証?!

↓iPadProでできる大きな特徴の一つに画面を半分に分けて違うアプリを表示できる、

「Spritview(スプリットビュー)」があります。これは便利!

↓早速音楽室のピアノに置いてみました。

↓続いて吹奏楽の指導で使っている譜面台の上

実用に耐えうるサイズ

iPadProを横向きにおいての見開き表示では若干小さいかな、と思いますが、決して小さくて見えない大きさではありません。(ほぼA4の大きさです。)また縦置きでの1枚表示では、吹奏楽のスコアでも十分見ることができます。しかもピンチ・アウトで拡大表示ができるのは、紙の楽譜とは違うよさでもあります。

ただ、いずれにせよ2枚以上の楽譜を表示する場合、頻繁に譜めくりをする必要があるのは少々面倒くさいです。

楽譜をコピーしたり、製本したり、重たい楽譜をいくつも持ち歩いたりしなければならない紙の楽譜の弱点と、上のようなこの端末の弱点を天秤にかけると果たしてどちらが効率的なのでしょうか。

iPadProには必須の「ApplePencil」

↑こちらは、大変品薄でわざわざ渋谷のAppleストアまで行って購入したiPadPro専用のAppleご謹製のスタイラスペン、その名も「ApplePencil」。本来は絵描き用らしいのですが、活用の可能性を考えて購入してみました。

このiPadProは今までのiPadとは違って、授業の中で活用するための大きな可能性を秘めていると感じます。これから様々なアプリケーションを使って検証してみたいと思います。

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